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貝殻節
鳥取県民謡
編曲年月:2024年6月
編成:Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Contrabass
演奏時間:2分
楽譜:1,500円(スコア、パート譜)

[試聴(YouTube)]
全曲(デモ音源)(1’44’’) 貝殻節(YouTube)

[曲目解説]
この曲は、鳥取県の浜村温泉で生まれた民謡です。
江戸時代、日本海沿岸に帆立貝が大量発生することがあり、漁師は貝を採るのに追われました。
貝を採るのは過酷な作業であり、少しでも忘れようと歌を歌ったことから「貝殻節」が生まれました。
新民謡ブームがあった明治時代、浜村温泉の地にも新民謡を作ろうという動きがあり、「浜村小唄」が作られました。
レコードを作る際、「浜村小唄」をA面にして、B面に収録されたのが「貝殻節」でした。
その後、戦後に民謡コンクールにて「貝殻節」を歌った子どもたちが1位となり、民謡歌手の鈴木正夫氏によるレコードも発売され、全国的にこの曲が知れ渡るようになりました。
昭和56年には、NHKドラマ「夢千代日記」で、吉永小百合氏が演じる芸者、夢千代がお座敷で貝殻節踊りを披露し、さらに知名度が上がりました。
地元では、毎年8月に「貝殻節祭り」が行われ、祭りのハイライトでは総踊りで盛り上がります。
この曲をマンドリンオーケストラの編成に編曲しました。


この編曲では、2コーラスで構成し、1番と2番ではテンポを変えてあります。
47都道府県の民謡を1曲ずつ編曲するプロジェクトの第12曲目です。