HOME楽譜販売[マンドリンオーケストラ]クラシック曲

カノン 3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調より
作曲者:パッヘルベル Johann Pachelbel
編曲年月:2023年5月
編成:Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Contrabass
演奏時間:6分
楽譜:3,000円(スコア、パート譜)

[試聴(YouTube)]

全曲(演奏動画)(5’35’’) カノン(パッヘルベル)(YouTube)

[曲目解説]
この曲は、ドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルが作曲した「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」の前半の「カノン」にあたります。
「カノン」とは、同じフレーズを少しずつタイミングをずらして同時に演奏するもので、「輪唱」もカノンの一種です。
原曲では、3つのヴァイオリンが2小節ずらして全く同じ旋律を演奏する「同度カノン」です。
2小節間の和音進行が曲の最後まで繰り返されますが、この和音進行はさまざまな曲に使用されており、この曲にちなんで「カノン進行」「カノンコード」と呼ばれています。
TVアニメ「青のオーケストラ」の中で、主人公の青野一が河原で楽しそうに独奏するシーンは印象的です。
この曲をマンドリンオーケストラの編成に編曲しました。
合奏を楽しむことを念頭に、低音パートは同じ音形を繰り返すのみではなく、ところどころ旋律や動きのあるフレーズを演奏するようにしてあります。
3パートのカノンを4パートにしたり、曲の最後にいちばん有名なフレーズをもう一度演奏するなど、構成は少し自由に手を加えていますが、和音進行と全体の雰囲気はなるべく残すようにしました。

非常勤で和声の授業を担当していた時、反復進行(ゼクエンツ)の例としてパッヘルベルのカノンを例に取り上げ、その際にポップス曲のカノン進行の楽曲をメドレーにしてピアノで演奏したりしました。
その時演奏したのは以下の曲でした。
「勇気100%」「負けないで」「TOMORROW」「Believe」「明日への扉」「さくら(独唱)」「キセキ」「愛を込めて花束を」「マリーゴールド」「夢をあきらめないで」「スノーマジックファンタジー」「Go West」「匠」「エトピリカ」「DANDAN心魅かれてく」「クリスマス・イブ」「風になる」「恋するフォーチュンクッキー」「翼をください」「パラダイス銀河」