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ブエノスアイレスの春 Primavera Porteño
作曲者:アストル・ピアソラ Astor Piazzolla
編曲年月:2023年3月
編成:Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Contrabass
演奏時間:6分
初演:トーン・クラスター・マンドリンオーケストラ(2023年8月)
楽譜:4,000円(スコア、パート譜)

[試聴(YouTube)]
全曲(演奏動画)(6’29’’) ブエノスアイレスの春(YouTube)
演奏:トーン・クラスター・マンドリンオーケストラ(演奏会より)

[曲目解説]
この曲は、アルゼンチンの作曲家、バンドネオン奏者のアストル・ピアソラ作曲による楽曲です。
1969年末から半年間、ピアソラ五重奏団がピアソラの元妻のアメリータ・バルタールとロングラン公演を行い、その中で「ブエノスアイレスの冬」とともに発表されました。
クラシックのフーガの様式で始まり、全体は急ー緩ー急の形式になっています。
「ブエノスアイレスの夏」「秋」同様、楽器を叩いたり、グリッサンドなど特殊奏法が印象的に使われています。
この曲をマンドリンオーケストラの編成に編曲しました。
ピアソラ五重奏団の編成でバンドネオンが担当しているソロは、この楽譜ではContrabassが担当しています。

この曲は、トーン・クラスター・マンドリンオーケストラの委嘱により編曲し、2023年8月の演奏会で初演されました。
Contrabassのソロは、静けさの中でたっぷり歌っていただきました。
「ブエノスアイレスの四季」の中では楽器を叩く場面がいちばん多く、より効果的な奏法について、この演奏会を企画した相原龍氏をはじめオーケストラのみなさんに、試奏の上でたくさんの助言をいただきました。
特にコントラバスで、弦を弓で弾ませてリズムを奏でるStrappatta奏法は、非常によく響いてきました。
多く登場するグリッサンドも、効果的になるよう奏者のみなさんのアイデアで、弦を足して演奏していただき、とても効果的でした。