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カンパニュラの花束
作曲年月:2019年10月
編成:2Fl. Picc. Ob. Bn. 3Bb Cl. Bas.Cl. 2Alt.Sax. Ten.Sax. Bar.Sax. 4Hrn. 3Trp. 3Trb. Euph. Tub. Cb.
   6Percussions(Timp./S.D./Trgl., B.D./Sus.Cym., C.Cym./Glock., Vib./Tu.Bl., Xylo., Mar.)
演奏時間:8分
初演:幸田シンフォニックバンド(2020年2月)

[試聴(MP3ファイル)]
全曲(12.1MB 8’22’’) BouquetOfCampanula.mp3
演奏:幸田シンフォニックバンド(第20回定期演奏会より)

[曲目解説]
カンパニュラは、ラテン語で「小さな鐘」を意味します。
日本では「ツリガネソウ(釣鐘草)」「フウリンソウ(風鈴草)」と呼ばれている、青や紫の小さな花をたくさんつける可憐な花です。
代表的は花言葉は「感謝」。
幸田シンフォニックバンド第20回定期演奏会、おめでとうございます。

これまで積み上げられてきた歴史と団員の想いを曲に込めて、会場の皆様に大きな感謝の花束を贈りたい、との思いで作曲しました。
曲の中には「20」をたくさん散りばめました。
中間部は各楽器のアンサンブルのメドレーになっていて、普段表に出ない楽器もスポットライトを浴びて、順番に感謝のメロディを奏でます(それぞれの旋律は20個の音で作られています)。
そして、チューブラー・ベル(のどじまんで鳴らされる鐘の音の楽器)の音が、曲中で21回。
鳴らす音は「エスEs(変ホ)」の音で、幸田シンフォニックバンド(KSB)の中心を表し、20回分は今日までの歴史、そして輝く未来へ向かって21回目の鐘を鳴らします。
これからもずっと「幸」せな音を響かせてください。
(幸田シンフォニックバンド第20回定期演奏会プログラムより)

この曲は、幸田シンフォニックバンドより第20回定期演奏会記念として委嘱されて作曲したものです。
20」にちなんで、全体の小節数が200小節になっています。
また、冒頭繰り返されるリズムは、モールス信号で「KSB(幸田シンフォニックバンド)」、エンディングで繰り返されるリズムはモールス信号の「ありがとう」を表したものです。
幸田シンフォニックバンドの定期演奏会では、メイン曲の前に行われるコントのクオリティが高く、その始まりで流れるテーマ曲はドリフターズの「ズンドコ節」のイントロが、コントの終わりではTV番組「8時だよ!全員集合」で使用された「盆周り」というBGMが使用されています。
今回の曲の中には、20年間続いているコントに敬意を表して、それぞれのモチーフを変形したものを引用しました。