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交響曲第1番ハ短調 op.68
作曲者:ブラームス Johannes Brahms
編曲年月:2019年12月
編成:Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Mandolone, Contrabass, Timpani
演奏時間:第1楽章13分 第2楽章9分 第3楽章5分 第4楽章18分
初演:ARTE MANDOLINISTICA(2020年2月)
楽譜:第1楽章6,000円、第2楽章5,000円 第3楽章3,000円 第4楽章7,000円(スコア、パート譜)
[曲目解説]
この曲は、ブラームスが1876年に作曲した最初の交響曲です。
ベートーヴェンの交響曲を非常に意識したため、完成まで21年の年月がかかりました。
第1楽章は、ティンパニの八分音符の刻みが非常に印象的な始まり方です。
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と同じハ短調で、曲の中にも「タタタターン」という「運命の動機」が使用されています。
第2楽章はホ長調で、美しい旋律の緩徐楽章です。
モチーフの形はベートーヴェンの交響曲第6番「田園」とよく似ています。
第3楽章は変イ長調で、通常の古典的交響曲の第3楽章としておかれる3拍子のメヌエットやスケルツォではなく、2拍子の間奏曲風の軽やかな曲になっています。
第4楽章はハ短調で始まり、ハ長調へ転調します。
序奏部分のアルペンホルン風のメロディは、クララ・シューマンへの想いがこめられ、歌詞も付けられています。
第1主題は、しばしばベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」第4楽章の「歓喜の歌」に似ていると言われます。
この曲を全曲、マンドリンオーケストラの編成に編曲しました。
ティンパニは原曲通りで、第3楽章では使用されていません。
これは、ARTE MANDOLINISTICAの委嘱により編曲し、2020年2月の大阪公演にて初演されました。
第1、2、4楽章は、第1マンドリン、第2マンドリン、マンドラ・テナー、マンドロンチェロそれぞれに2名ずつソロ(ソリ)パートがあります。
第3楽章は、第1マンドリン、第2マンドリン、マンドラ・テナー、マンドロンチェロ、ギターがそれぞれ2つに分かれています。