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歌劇「イーゴリ公」よりポロヴィッツ人の踊り Polovtsian Dances
作曲者:ボロディン Alexander Porfiryevich Borodin
編曲年月:2018年12月
編成A 初演版
:Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Mandolone, Contrabass,
7Percussions(Timpani/Glockenspiel/Snare Drum/Cymbals/Bass Drum/Tambourine/Triangle)
編成B フルート加筆版
:Flutes1,2, Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Mandolone, Contrabass,
7Percussions(Timpani/Glockenspiel/Snare Drum/Cymbals/Bass Drum/Tambourine/Triangle)
演奏時間:11分
初演:編成A 浜松市立高校マンドリン部(2019年4月)
編成B 東北大学学友会マンドリン楽部
楽譜:6,000円(スコア、パート譜)
2種類の編成の楽譜がありますので、ご注文の際はA、Bいずれかをご指定下さい。
[曲目解説]
「イーゴリ公」は、中世ロシアの叙事詩を元にボロディンによって作曲された歌劇です。
ボロディンは化学者としても有名であり、「ボロディン反応」という化学反応に名を残しています。
作曲家としても「イーゴリ公」の他に、「中央アジアの草原にて」「弦楽四重奏曲」などが有名です。
ボロディンは、この歌劇が完成する前に亡くなりましたが、リムスキー=コルサコフとグラズノフの補筆によって完成し、1890年に初演されました。
「ポロヴィッツ人の踊り」は、第2幕、捕虜となったイーゴリ公のために開かれた祝宴の場面で演奏される曲です。
ボロディンにとって最も有名な曲で、独立してオーケストラのコンサートなどでもよく演奏されます。
この曲は、「だったん人の踊り」と呼ばれていましたが、実際は「だったん人=タタール人(モンゴル系)」と「ポロヴィッツ人(トルコ系)」は違う民族のため、現在では原題に基づき「ポロヴィッツ人の踊り」と呼ばれるようになりました。
最初に現れる美しい旋律は、「ストレンジャー・イン・パラダイス」など、ポピュラーの世界でも使用され親しまれています。
全体を通して緩急がはっきりしており、吹奏楽のコンクールでもよく演奏されています。
この曲をマンドリンオーケストラの編成に編曲しました。
パーカッションは原曲通りとなっています。
この曲は、浜松市立高等学校マンドリン部の委嘱により編曲し、第31回定期演奏会にて初演されました(編成A)。
また、東北大学学友会マンドリン楽部の委嘱により、フルート加筆版を作成しました(編成B)。