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こんぺい糖の精と王子のパ・ド・ドゥ バレエ「くるみ割り人形」より Pas de deux
作曲者:チャイコフスキー Pyotr Ilyich Tchaikovsky
編曲年月:2015年10月
編成 :Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Mandolone, Contrabass,
2Percussions(Timpani/Cymbals)
演奏時間:6分
初演:ARTE MANDOLINISTICA(2016年2月)
楽譜:3,000円(スコア、パート譜)
[曲目解説]
ロシアの作曲家チャイコフスキーによって作曲されたバレエ「くるみ割り人形」は、欧米ではクリスマスシーズンになるとよく上演されます。
日本でいうと、年末の第九(ベートーヴェンの交響曲第9番)のような存在に近いです。
この曲は、バレエの第2幕第14曲(終わりから2曲目)にあたり、こんぺい糖の精と王子が2人で踊ります。
まず2人でゆっくりしたメロディに合わせて踊る「アダージュ」、ついで男性(王子)の「ヴァリアシオン」、女性(こんぺい糖の精)の「ヴァリアシオン」、そして2人で踊る「コーダ」という構成になっており、この中の最初の「アダージュ」部分をマンドリンオーケストラの編成に編曲しました。
原曲では全体を通してハープの分散音型が鳴っており、ギターのdiv.により再現しています。
この曲は、ARTE MANDOLINISTICAの委嘱により編曲し、京都公演にて演奏されました。
長音階の下行形を繰り返すシンプルなメロディでありながら、少しずつ盛り上がっていきクライマックスへ達するところは、まさにチャイコフスキーの面目躍如だと思います。