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組曲「グランシャリオ」 Grand Chariot
作曲年月:2010年4月
編成:チェンバロ
演奏時間:8分
初演:小原道雄(2010年7月1、3、4、5、7楽章 2011年5月全楽章)
楽譜:2,000円

[試聴(YouTube)]
第1曲(1’29’’) 組曲「グランシャリオ」第1曲(YouTube)
第2曲(1’11’’) 組曲「グランシャリオ」第2曲(YouTube)
第3曲(2’05’’) 組曲「グランシャリオ」第3曲(YouTube)
第4曲(1’38’’) 組曲「グランシャリオ」第4曲(YouTube)
第5曲(0’56’’) 組曲「グランシャリオ」第5曲(YouTube)
第6曲(1’19’’) 組曲「グランシャリオ」第6曲(YouTube)
第7曲(1’28’’) 組曲「グランシャリオ」第7曲(YouTube)
全曲(再生リスト) 組曲「グランシャリオ」(YouTube)
演奏:小原道雄


[曲目解説]
「グランシャリオ」とはフランス語で北斗七星のことです。
組曲は小品7曲で構成され、冒頭に示される7つの音によるモチーフが曲全体を支配しています。
曲を聴きながら、空に瞬く北斗七星の光を思い浮かべていただけると嬉しいです。
チェンバロは強弱の変化がほとんどない楽器なので、7曲の性格の違いを明確する構成にしました。
寝台特急「北斗星」には、グランシャリオという名前の食堂車があり、いつかそこでディナーを食べてみたかったのですが、残念ながら2015年に廃止となりました。

この曲の初演は、愛知県立芸術大学の同級生でチェンバロ奏者の小原道雄氏によって実現しました。
チェンバロの通常の譜面に準じて、それぞれの曲のテンポ以外、フレージングやアーティキュレーションなどは、ほとんど楽譜に記入しなかったのですが、楽譜から音に対する要求をしっかり汲み取っていただき、チェンバロ特有の奏法を駆使してこの楽器でなければ表現できないサウンドを作り出してくれました。
ちなみに、彼に寝台特急「北斗星」の話をしたところ、2度乗車したことがあると言われて驚きました。