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the seventh islands(セブンス・アイランド)
作曲年月:2002年5月(改訂版2006年7月)
編成A マンドリンオーケストラ6パート版
   :Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Contrabass
編成B フルート加筆版
   :Flute(div.あり), Mandolin1, Mandolin2, Mandola-Tenor, Mandoloncello, Guitar, Contrabass

演奏時間:14分
初演:京都教育大学マンドリンクラブ(2002年11月)
   編成A 名古屋大学ギターマンドリンクラブ(2006年12月)
   編成B 十文字中学高等学校マンドリン部(2012年5月)
楽譜:6,000円(スコア、パート譜)
   2種類の編成の楽譜がありますので、ご注文の際はA、Bいずれかをご指定下さい。
CD:「マンドリンオーケストラコンコルディア 第38回定期演奏会」に収録(編成A)


[試聴(MP3ファイル)]
全曲(19.0MB 13’50’’) islands.mp3(編成A)
演奏:名古屋大学ギターマンドリンクラブ(第49回定期演奏会より)
[試聴(YouTube)]
全曲(演奏動画)(14’40’’) the seventh islands(YouTube)(編成A)
演奏:マンドリンオーケストラコンコルディア(第38回定期演奏会より)

[曲目解説]
「the seventh  islands」は、あえて訳すならば「第7諸島」でしょうか。
曲の中には「7」がちりばめられており、構成も7つに分けることができます。
まず、ゆったりと音の群れが流れていき、日の出とともに島の遠景が浮かび上がります。
次にリズムを刻み始めたところで人々の暮らしが始まり、普段と変わらぬ一日が過ぎていきます。
夕暮れの景色は、少し切ない気持ちを呼び起こし、
陽気なシチリアーナでは、のんびりとした休日が描かれます。
その後、ギターのdiv. によって夜の帳が降りて、
続くコントラバスのメロディが夢の世界へと誘います。
そしてフィナーレとなり、見知らぬ島への旅は終わります。
日常とは少し離れた時間の中に、それぞれの楽園を想い、楽しんでいただけたら嬉しく思います。
(名古屋大学ギターマンドリンクラブ第49回定期演奏会プログラムより)

この曲は、京都教育大学マンドリンクラブの委嘱により、2002年に初演されました。
その後、2004年に明治学院大学マンドリンクラブの再演の際に、細かな音の整理で
少し譜面に手を加えましたが、2006年の名古屋大学ギターマンドリンクラブの再演で
さらに音使いを中心に大幅に手直しをしました(編成A)。ようやくこれで落ち着いた(巣立った)感じです。
当時読んでいた森博嗣氏著「すべてがFになる」の中に「7は孤独な数字なの」という
気になるフレーズがあり、それ以外にも「七不思議」「七つ道具」など、少し神秘的な力を持っている
「7」という数字をキーワードに、曲をイメージしていきました。
曲の中には、旋法の7つの音、7拍子、メジャーセブンの和音など、たくさんの7を盛り込みました。
また、私の両親は人工衛星の発射基地がある種子島出身で、私が子どもの頃、毎年夏休みに訪れていて、
そこで見た今にも降り出しそうな星空は、この曲にも表れていると思います。
ちなみにコントラバスのメロディは、中学2年の時に作った未完のマーチのモチーフが元になっていて、
子どもの頃の夢を見ているシーンを演出しています。

2012年には十文字中学高等学校マンドリン部の委嘱により、
フルートを加えた編成に再構成いたしました(編成B)。
メリハリの利いた演奏にフルートの音色が加わって、曲に新たな響きが生まれました。